活躍が期待される選手紹介

【サッカー】近藤 太(こんどう ふとし)さん

【プロフィール】

近藤太(こんどう ふとし)

1995年12月28日、栃木市生まれ

身長175㎝、体重69㎏

栃木市立栃木南中学校(FC栃木ジュニアユース) ― 真岡高校 ― 筑波大学

― Rydalmere Lions(豪州) ― Spirit FC(同) ― FC CASA(2020~)

好きなサッカー選手は中村憲剛(川崎フロンターレ)

好きな食べ物はラーメン、肉

【実績】
真岡高校 2013年 全国高校総合体育大会(インターハイ)ベスト4
FC CASA 2020年 栃木県社会人サッカー1部リーグ優勝
2021年 栃木県知事杯栃木県社会人サッカー大会優勝

楽しむ気持ちを忘れずに

2022年の「いちご一会とちぎ国体」では真岡市もサッカーの会場となっています。本県代表チームの中心選手として活躍が期待されるのが、真岡高校出身で小山市の社会人チーム、FC CASA(カーザ)に所属するDF近藤太選手(25)です。これまでのサッカー人生や、地元開催の国体に向けた思いなどをうかがいました。

2020年シーズンからFC CASAでプレーする近藤さん。都内の広告代理店に勤務していますが、現在は小山市の自宅でのリモートワークが中心で、仕事と両立しながら平日夜の練習や週末の公式戦、練習試合など忙しい日々を過ごしています。「働きながらサッカーをするとなると、どうしても練習に参加できない日もあり難しさはあります。それでも試合に勝った時の感動などがあるのでやめられないですね」と笑顔を見せます。

サッカーを始めたのは幼稚園の時、友だちに誘われたことがきっかけでした。小、中学校は地元クラブチームのFC栃木に所属。「やっていくうちに、どんどんサッカーの魅力にはまりました」と振り返ります。高校は県内でも強豪として知られる真岡高校に進みます。「『サッカーが強い、県立の進学校』ということで選んだら、必然的に真岡高校になりました」と振り返ります。栃木市の自宅から電車と自転車を使い、片道2時間かけて通学。「真岡市内は坂が多くて大変でした」と苦笑します。

インターハイで4強

「中学時代はあまり試合に出られなかったので、強豪の真岡高校で通用するのか不安でした」と近藤さん。しかし、持ち前の頑張りでMFのレギュラーを獲得。高校3年時の2013年には、福岡県で行われた全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場します。1回戦は丸岡高校(福井)に2―1、2回戦は鳴門高校(徳島)に1―0と、ともに接戦を制して勝利します。近藤さんは2試合連続でゴールを決める活躍でした。そして3回戦は立正大淞南高校(島根)、準々決勝は滝川第二高校(兵庫)という強豪校を相手に、ともに0-0からのPK戦の末、勝利します。「GKの谷田部(晃輔)が2試合とも止めてくれました。谷田部さまさまですね」。準決勝は流通経済大柏高校(千葉)に敗れましたが、真岡高校サッカー部に新たな歴史を刻んだ大会となりました。

豪州のクラブでプレーも

高校卒業後は筑波大学に進学します。今も忘れられない試合として、大学4年の全日本大学選手権(インカレ)を挙げます。当時の筑波大学は2学年下に現日本代表の三苫薫選手がいたほか、Jリーグ内定者も複数擁し優勝候補として出場したものの、自身のミスで与えたPKが決勝点となり敗退しました。近藤さんは「立ち直るのに時間はかかりましたが、この試合をきっかけに『まだサッカーを続けたい』『仲間たちに負けたくない』という気持ちが生まれました」と話します。大学卒業後は豪州に渡り、2年間、クラブチームでプレー。「海外に興味があったことと、英語を話せるようになりたかったことが大きな理由でした。結構、軽いノリでしたね」と笑います。豪州ではセミプロのような待遇で、出場報酬のほかアルバイトをしながらの生活でした。「外国人枠2枠の中でのプレーなど厳しさもありましたが、いいプレーをするとサポーターが大人も子どもも喜んでくれてうれしかったですね」

豪州から帰国後、24歳でFC CASAに入団します。「決め手となったのは島野(豊)代表の熱い思いに共感したこと」と強調します。高校時代のチームメートの谷田部さんがプレーしていたことも大きかったそうです。入団後は長年プレーしてきたMFからDFに転向。「小さなミスが即、失点につながりかねないので、より守備の責任は重くなりますね」と話します。当面の目標は現在、栃木県社会人リーグ1部で戦うチームを、一つ上のカテゴリーの関東リーグに昇格させること。そして、もう一つは地元で開催される国体のメンバーに選ばれることです。「仕事との両立ということで今季はなかなか納得できるパフォーマンスが発揮できなかったので、そこが課題です。プレーの強度を上げていければ」

サッカーの楽しさについて近藤さんは「一つは単純にいいシュートが打てたり、対戦相手の意図を読んだプレーができたりした時。もう一つはチームスポーツなのでチームメートはもちろん、サポーターも含めて勝利の喜びを味わえるところです」ときっぱり。国体代表に選ばれれば、郷土の期待を一身に集めてプレーすることになります。サッカーを志す郷土の後輩たちに向けては「大事なことはサッカーを楽しむことで、それが上達にもつながると思う。サッカーを楽しむということを常に忘れないで」と呼び掛けます。