五月人形を次の年まで収納しておく時、買ったばかりなら購入時のダンボールもキレイなので、問題なく収納できます。
ですが、年月が経つとダンボールがボロボロになったり、カビが生えたり、場合によっては虫がわいてしまったりすることも。
大切な五月人形がカビしまったり、取れない汚れがついたり、虫食いが起きてしまったら、悲しいですよね。
そこで、この記事では五月人形の収納をダンボール以外でできないか、ニトリや無印のケースを使った収納アイデアを紹介します。
ダンボール以外のケースや収納グッズであれば、見た目もおしゃれでスッキリと収納できますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
五月人形の収納はダンボール以外でもいい?
五月人形の収納はダンボール以外でも大丈夫です。
ただし、五月人形についている取扱説明書の内容と、次のポイントは押さえておきましょう。
- 晴れていて湿度の低い日に収納する
- 収納場所は湿気・直射日光・高温を避けられる場所を選ぶ
- 収納時は布手袋をつけて、手の脂や汗がつかないようにする
- 収納ケースに直接入れず、布や和紙で包む
- 五月人形を新聞紙で直接は包まない
- 乾燥剤と人形用の防虫剤を入れる
それぞれ詳しく解説します。
①晴れていて湿度の低い日に収納する
五月人形に湿気は大敵です。
収納後に湿気対策を色々したとしても、収納した時に雨や曇りでジメジメしていると、五月人形自体が湿気ったまま収納することになります。
1年間収納しますので、収納する最初の時点でできるだけ湿気を避けるようにしましょう。
②収納場所は湿気・直射日光・高温を避けられる場所を選ぶ
五月人形は湿気以外にも、直射日光と高温も避けなくてはいけません。
直射日光が当たる場所では、人形が日焼けしたり、劣化が早く進んでしまいます。
また、温度の高い場所では、五月人形に使われている接着剤などが溶けてしまう可能性があります。
次のような場所は、五月人形の収納にはおすすめできません。
- 北側の部屋
- 押入れやクローゼットの下段
- 直射日光が当たる収納場所
押入れやクローゼットの下段になってしまう場合は、収納ケースの下にすのこを敷くなど、少し高さを上げて湿気を避けるようにしましょう。
③収納時は布手袋をつけて、手の脂や汗がつかないようにする
五月人形を直接手で触ると、手の脂や汗を吸って、シミや汚れのもとになってしまいます。
布の手袋は、100均でも売っています。
一手間かもしれませんが、長くキレイに飾るためにも気にしてみてくださいね。
飾っている間にお子さんが触ってしまわないように注意することも大切です。
食べ物がついた手で触ってしまうと、虫がつく原因にもなります。
飾る場所を手の届かない場所にしたり、ケースがない場合はケースのみ追加で購入するのもおすすめです。
④収納ケースに直接入れず、布や和紙で包む
収納ケースに直接五月人形をしまわずに、柔らかい布や和紙で包んでからしまいましょう。
ビニール袋では、中に湿気が溜まってしまった場合、外に逃すことができないのでおすすめできません。
五月人形を買った時の和紙などがあれば、それを使いましょう。

我が家の五月人形も最初は和紙に包まれていたので、それを使っています。だんだんボロボロになってきているので、破れる前に和紙を買おうと思います。
⑤五月人形を新聞紙で直接は包まない
五月人形を包むのに、新聞紙は避けましょう。
新聞紙のインクが、五月人形に移ってしまいます。
新聞紙は収納ケースの中で動かないようにする「緩衝材」としては優秀です。
五月人形を包むものは無地のもの、緩衝材には新聞紙など手に入りやすいものを使うのがおすすめです。
⑥乾燥剤と人形用の防虫剤を入れる
五月人形を収納する時は、乾燥剤と人形用の防虫剤を一緒に入れましょう。
除湿と虫除けになります。
ただし乾燥剤は入れすぎると、乾燥しすぎて場合によっては五月人形にヒビが入ることもあるので注意が必要です。
防虫剤についても色々なタイプや薬剤があり、五月人形との組み合わせ次第で人形が傷む可能性もあります。
心配な場合は、五月人形を買ったお店に相談して、おすすめされた防虫剤だけを使うようにしてみてください。
五月人形の収納に使えるニトリ・無印のおすすめ収納はある?
五月人形の収納をダンボール以外にするなら、次のようなケースがおすすめです。
- 桐の箱・ケース
- 自然素材のもの
- 不織布のケース
五月人形の収納に一番ピッタリなのは桐の箱です。
少し高くなりますが、防虫・防湿・調湿・抗菌効果があり、五月人形の保管には最適です。
桐箱は値段が…ということであれば、桐以外の自然素材の箱でも代用できそうです。
また、とにかく軽く・かさばらないようにしたい場合は、不織布の衣類収納や着物収納で代用するのもいいでしょう。
こちらは安定感がありませんので、出し入れする時に五月人形に傷がつく可能性があります。
柔らかい布でしっかり包む、緩衝材を多めに入れるなどしっかり対策することも一緒に考えておきましょう。
おすすめ収納を3つほどご紹介します。
- ニトリの桐製雛人形ケース
- 無印の重なる竹材長方形ボックス
- 不織布の収納ケース
それぞれご紹介します。
ニトリの桐製雛人形ケース
ニトリには桐製の雛人形ケースがあります。
桐の収納箱は、桐が持つ防虫・防湿・調湿・抗菌効果で、五月人形が苦手とする湿度や虫、カビから守ってくれます。
キャスター付きなので、押入れやクローゼットの下段に収納になる場合は、出し入れしやすく、高さが少し上がって湿気を避けることができます。
雛人形ケースなので、雛人形に合わせて箱のサイズも3種類用意されています。
収納したい五月人形のサイズや収納するアイテム数で、どれがちょうどいいか選んでみてくださいね。
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無印の重なる竹材長方形ボックス
無印では、竹の収納ボックスがおすすめです。
竹素材は使っていると表面がトゲトゲしてきたりしますが、こちらはアクリル樹脂で塗装してあるので、表面はツルッとしていて引っかかりがないようになっています。
トゲトゲしていると五月人形に傷がつきそうですが、無印のこの商品であればそういった心配はなさそうです。
重ねて使うことができますし、別売りのフタもありますので、五月人形と兜を分けるなどアイテムごとに収納することも可能です。
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不織布の収納ケース
不織布の収納ケースは通気性があるので、湿気が溜まりにくく五月人形にも優しい素材です。
柔らかく、価格も抑えられるのがメリットですが、箱と違って支えるものがないので、形がしっかりしていません。
持ち運ぶ時には、より慎重に運ぶ必要があります。
収納する際に、緩衝材を多めに入れたり、柔らかい布でしっかり包むなどの対策もしておきましょう。
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五月人形の収納で収納ケース以外で必要なもの
五月人形の収納に必要なものをご紹介します。
- 布手袋
- 毛ばたき(収納前にホコリを払う)
- 無地の布もしくは無地の和紙
- 緩衝材(新聞紙など)
- 乾燥剤
- 防虫剤
これらを使って、収納ケースにしまっていきます。
必要なものは収納ケースがダンボールでもダンボール以外でも同じですので、五月人形を買った時に一緒に準備しておくといいですよ。
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五月人形の収納はダンボール以外でもいい?まとめ
五月人形の収納はダンボール以外でもいいのか?ニトリや無印の収納ケースのアイデアについても紹介しました。
五月人形の収納はダンボール以外でも問題ありません。
ビニール袋に入れたり、プラスチックケースは湿気がたまりやすくなりますので、あまりおすすめできません。
ニトリでは雛人形用のキャスター付き桐箱、無印ではスタッキング可能な竹素材の箱、それ以外には不織布の収納ケースもおすすめです。
ダンボールは長く使うとボロボロになりますし、カビたり、虫がついてしまうこともあります。
ダンボールがボロボロになる前に、この記事を参考にダンボール以外の箱に変えてみてくださいね。